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2010年7月

メモリ消費の多いSafari機能拡張を調べてみた

Safari5.0.1から機能拡張が正式にサポートされ、機能拡張ギャラリーもオープンしました。

しかし、FirefoxでもChromeでもIEでも、機能拡張を入れすぎるとブラウザの動作に悪影響を及ぼすのが常で、特に、(SIMBL系などを除いて)機能拡張のシステムがスタートしたばかりのSafariにおいては、発展途上の機能拡張も見受けられ、一部の機能拡張がメモリを大量に消費する、という報告もチラホラと聞かれます。

私も先日、Safariが重いと感じたのでiStat Menusでメモリ使用量を確認したところ、なんと1.5GB近く使っていてビックリしました。

これは機能拡張の選択を見直さなければと思い、犯人を突き止めるべく、私の普段のSafariの使用に即して実験をしてみました。


実験方法

Google Readerで、'v'キーと'j'キーを連打して、10個のタブを一気に開き、合計11個のタブの読み込みが完全に終了した状態のメモリ使用量を調べます。

[注]いわゆる機能拡張以外に、以下のプラグインをインストールしています。

Glims

ClickToFlash(機能拡張ではない方)

SafariStand

DeliciousSafari


step1.機能拡張オフの場合

SystemUIServer-2-1.png

これでも十分多い気もします。Safariに限らず、アップル純正のアプリはかなりメモリ消費量が多い印象です。


step2.step1から以下の機能拡張を有効にした場合

Autopagerize 0.1.8

YouTube Auto Replay 1.0

Google Reader Compact 1.0

YouTube Downloader 1.0

NoMoreiTunes 1.11


SystemUIServer_usual.png

5つ合わせても30MB弱の増加にとどまっています。


step3.step1からAdBlock 2.0.9のみ有効にした場合

SystemUIServer_adonly.png

結構増えました。


step4.step1からUltimate Status Bar 0.9.7.6のみ有効にした場合


SystemUIServer_ultionly.png

AdBlockほどではないですが、100MB以上増加しています。


step5.step1からHatenaBookmark 1.0のみ有効にした場合


SystemUIServer_hatenaonly.png

200MB以上増加しています。


step6.step2からAdBlockを有効にした場合


SystemUIServer_adblock.png

AdBlockのみ有効にした場合よりも、増加分が多くなっています。


step7.step2からUltimate Status Barを有効にした場合


SystemUIServer_ultimate.png


step8.step2からHatenaBookmarkを有効にした場合


SystemUIServer_hatena.png


step9.step2からAdBlockとUltimate Status BarとHatenaBookmarkの3つを有効にした場合


SystemUIServer_all.png

1GBを越えました。



上記の結果を踏まえ、AdBlock、Ultimate Status Bar、HatenaBookmarkは無効化することにしました。どれも定評があって便利なのですが、少なくとも私の環境ではデメリットのほうが多そうなので使わない方がよさそうです。

なお、このエントリは上記3つの機能拡張について「使えない!」と非難するのが目的ではなく、使い方によっては特定の機能拡張がメモリを多めに消費する場合がある、ということを指摘する趣旨です。

また、今回私が行ったのはそれほど厳密な実験ではないですから、各自の環境でテストしてみることをおすすめします。複数の機能拡張を有効にした場合に増加分が変わる場合もあるようなので、機能拡張同士の相性もあるのかもしれません。そこまでは私の能力では検証しきれませんが…

(追記)

開くページの内容によってメモリ使用量は変わりますし、長時間Safariを起動していれば、その分メモリ使用量は増えます。なので、今回の結果はあくまで目安と捉えていただけると有り難いです。

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Safari 5のタブ表示を少しだけ変更してみた

Safari 4ベータのときにタブの表示が上つきに変更されましたが、たくさんのタブを表示しているときにはページタイトルが完全には表示されなくなるのが不評だったのか、正式版ではもとの表示に戻っていました。

Safari 5でも従来の表示方法が踏襲されていますが、基本的なところは変更せずに、タブのデザインを少しだけSafari 4ベータ風にするリソースが紹介されていました。

Safari 4 Beta Tabs 4 Safari 5 by ~Yoshitoshii on deviantART

リンク先のページからファイルをダウンロードして解凍したあと、~/Application/Safari/Contents/Resourcesフォルダをコピーして、適当なところにバックアップしておきます。これを忘れるともとに戻すのが厄介になるので注意。

解凍したフォルダの中のファイルをResourcesフォルダにまとめてコピーし、「置き換える」を選択します。

これでOK。

少しだけタブの表示が変わっています。タブの位置自体は変わっていないので、長いページタイトルも表示できます。

safari.png

当たり前ですが自己責任でお願いします。

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RTMの「今週完了したタスク」をEvernoteにクリップするライフハック

毎週金曜日に週次レビューを行っているのですが、その中で「この1週間、どんなことをしてきたのか?」ということを、簡単なスマートリストで振り返っています。検索条件は基本的なもので↓

completedWithin:"1 week of today"

これで、1週間以内に完了したタスクが抽出できます。

RTM-1-1.png


そして、毎週のレビュー時にこの記録を保存しておき過去の週と比較してみると面白いかな、と思ったので、Evernoteに記録しておくことにしました。

このスマートリストを表示した状態でクリッピングするだけですから、とても簡単です。Evernote上で適当なタグ("weeklyreview"とか)をつけておき、「保存された検索」機能を使うと、後で見直すときに便利だと思います。

また、週ごとに比較することを考えると、毎週(あるいは毎日)行うことになっているタスクは除外するようにした方が、違いが分かりやすくなるかもしれません。

その場合には、RTMの検索条件に"isRepeating:false"を加えます。すなわち

completedWithin:"1 week of today" AND isRepeating:false

としてスマートリストを作ります。

RTM-2.png


ただ、この場合は月ごとのタスクなど、リピート設定してあるタスク全般が除外されるので、自分のスタイルに合わせて使い分けるといいでしょう。

まだ始めてみたばかりなので、しばらく経たないと効果の程はわかりませんが、ライフログの一環としても、悪くないのではないでしょうか。

参考:Remember The Milk 検索を極める - Forgot the Milk.


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iTunesで安全なパスワードを使おう

iTunesパスワードの流出問題

先日、App Storeで知らないアプリを勝手に購入されるという被害が複数報告される、という騒動がありました。

iTunesのAppStoreで大規模なハッキングが進行中……あなたは大丈夫? -IDEA*IDEA

また、この事件とは別に、消費者庁iTunes株式会社に対して不正請求についての質問状を提出し、同社が回答する、ということもありました。

消費者庁、iTunesへ請求トラブルに関する質問状を提出

iTunesが不正請求問題に回答、するも消費者庁は再回答を要求

iTunes、不正請求問題で消費者庁に再回答 -以上engadget日本語版より

これらの事件の原因がAppleの過失によるものなのかユーザーの過失なのかは、私には判断する材料がないのですが、自分のパスワードが流出していないという確証ももてないですし、定期的なパスワードの変更もそれなりに効果がありますから、これらの(特に今回の)事件を契機にiTunesのパスワードを変更した方もいるのではないでしょうか。


問題:複雑なパスワードの作成、運用は厄介

iTunesに限らずどのサイトで使うパスワードにも共通することですが、「パスワードの最大文字数目一杯まで使う」、「アルファベットの大文字と小文字を両方使う」、「数字も混在させる」、「無作為な文字列にする」などはセキュリティにおいて基本のキです("password"とか"11111"とか生年月日そのまま、といったものは当然論外)。

とはいえ、実際にやってみるとわかりますが、上記条件をみたすようなパスワードを自力で考える、というのは意外と面倒です。また、iTunesのパスワードはiPhoneやiPadでアプリや楽曲を購入・アップデートしたり、アプリ内課金でコンテンツや追加機能を購入する際に入力を求められるので、複雑なパスワードを(かりに覚えられたとしても)iOSデバイスで入力するのは大変です。


解決策:1Passwordを使う

そこで、私が活用しているのが1Passwordです。Mac版の1Passwordには、iTunesのアカウントを管理する機能が標準装備されています。


step1.安全なパスワードの生成

サイドバーの"Acounts"セクションを選び、「+」ボタンでアイテムを追加します。

1Password_iTunes.png

メニューの一番下にある"iTunes"を選択します。

1Password_iTunes-1.png

Apple IDとなるメールアドレスを入力し、"Generate"をクリックしてパスワードを生成します。


1Password_iTunes-2.png

iTunesパスワードの最大文字数は32文字なので、スライダを移動させて充分に長いパスワードを生成します(当たり前ですが、画像は架空のパスワードです、念のため)。

1Password_iTunes-3.png

1Passwordでは、秘密の質問とその答えも一緒に管理できるのが便利です。

なお、Windows版の1Passwordでは"Accounts"セクションがなく、"Login"アイテムとして扱われているようです。iPhoneアプリと同期する機能も未実装なので、正式版での対応を待ちたいところです。


step2.iOSデバイスで運用する

安全なパスワードを作っても、iPhone等で使えないのは少し不便です。

しかし、1PasswordにはiPhone/iPadアプリ版もあるので、Mac版と同期することで同じパスワードを使用できます。

一旦移動させてしまえば、あらかじめ1Passwordアプリでコピーしておいて、パスワードの入力を求められた段階でペーストする、という方法で入力の手間を省くことができます。iOS4のマルチタスク(高速アプリ切替え)により、この作業も楽になりました。ちなみに、私は辞書アプリ、「設定」アプリ、1Passwordの3つは常にアプリ履歴に「常駐」させることにしています。

このような方法で、iTunesのパスワードを安全に管理できるのではないか、と思われます。もっとも、いくらセキュアなシステムを構築しても、最大のセキュリティリスクは「ユーザー本人」である場合が少なくなく、たとえばこんなのに引っかかってしまっては元も子もないことも覚えておきましょう。(まさか引っかからないとは思いますが、入力しちゃだめですよ!)

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Safari機能拡張のGoogle Reader Compactがなかなか良い

iPadアプリを大量に紹介したエントリがSEOスパム判定されてこのブログがひそかに存亡の危機だったのですが、エントリをいくつか削除して復活しました。

Safari機能拡張をまとめて紹介したエントリも消えてますが、ご了承ください。

自分でサーバー組んでWordPressでいちから作る気力も能力もないので、当分はココログで細々と続けていこうかと思います。


それはさておき。

Safari 5の登場直後に比べると機能拡張に対する熱もずいぶん冷めてきましたが、ときどき「これは」と思うものを見つけたりしています。

最近のスマッシュヒットと言えそうなのが今回紹介するGoogle Reader Compact。

Google Readerの見た目を改造するツールとしては、Firefoxアドオンを源流とするBetter Google Reader、徹底してシンプルに改造するスクリプトのHelvetireader、全文表示を可能にするGoogle Reader Full Feedなど、枚挙に暇がありません。

ただ、Better Google Readerは多機能ではあるものの便利に感じる場面が少なく、Helvetireaderは却って使いづらくなる場面もあり、常用するには至りませんでした。

また、Google Reader Full Feedも、確かに便利ではあるのですが、私のフィード処理手順には合いませんでした。どういうことかというと、読み流すだけの記事はReeder for iPadで読んだ方が読みやすく、またブックマークしたりTwitterに流したりEvernoteにクリップしたり(最近はこれが一番多い)、といった処理を行う場合には結局タブで開くので、Google Readerの画面で全文表示させる意味が乏しいのです。そもそも、MacBookの画面解像度では全文表示出来る範囲自体が狭いですからね。もちろんSend To Link機能を使うという手もありますが、タブで開いてブックマークレットを起動させるのに比べると、やや手間に感じます。


ということでGoogle Reader Compactですが、スクリーンショットを見比べれば一目瞭然でしょう。


Fullscreen.png


Fullscreen-14.png

ブックマークバーとフィードリストの間のスペースが詰まって、かなりすっきりしました。僅かな違いでも、ずいぶんと印象が変わることに気付かされます。この機能拡張は、縦解像度が少ないネットブックのユーザーにとってはかなり実用的ですし、そうでなくてもミニマリストの美的感覚を満足させるには充分ではないでしょうか。

唯一の欠点はGoogle Readerの設定変更、ヘルプの閲覧、ログアウトができないことですが、それらの機能を使う頻度を考えると、少なくとも私の使い方では大きな問題とはなりませんでした。必要であれば、いったんGoogle Reader Compactをオフにしてからページをリロードすれば通常表示に戻ります。

Google Reader Compactのダウンロードは、下記リンクから。

Safari Extensions - Vou Correndo

かなりおすすめです。

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